ご挨拶

小西 正洋 博士(医学)

慶應義塾大学医学部 消化器内科(医学研究科・大学院卒)出身
専門:内科学一般・消化器内科・肝臓病内科
日本消化器病学会専門医・日本消化管学会(胃腸科)専門医:指導医・日本医師会認定産業医・日本内科学会認定医

旗の台病院は脳神経外科領域の専門病院を前身として、荏原地区の二次救急病院として急性期病床を有しておりますが、令和5年春以降、新しい診療方針に基づき、医師を含めた幹部スタッフの大幅な入れ替え、入院・外来・リハビリテーション等院内設備のリフォーム、電子カルテの導入、医療連携室の拡充、院内検査の迅速化(PCR・LAMP院内検査)、などを矢継ぎ早に実施して参りました。
旗の台病院は地域医療を担う病院であり、何より「地域の皆様に信頼される」病院として新生することが至上命題であり、①質の高い医療、②安心・安全な入院療養環境、③患者様に対する丁寧で可能な限り迅速な対応、を提供することに、職員一同、専心して参ります。

山岸 由幸 博士(医学)

平成6年3月 慶應義塾大学医学部卒
平成26年4月 慶應義塾大学専任講師(医学部消化器内科学)
平成27年4月 東京歯科大学水道橋病院内科准教授
日本消化器病学会専門医・日本肝臓学会専門医・日本内視鏡学会専門医・日本医師会認定産業医・日本内科学会認定医

この度、令和7年4月に旗の台病院に就任させていただきました。専門は消化器内科で、大学病院勤務時代は病棟管理や重症患者様の急性期対応、処置、検査、またチーム医療にも従事しておりました。前職では生活習慣病をはじめ一般内科診療に加えて、訪問診療、健診業務なども行っておりました。今回、旗の台病院に入職することとなり、専門的な医療のみならず地域医療も含め、これまでに学んできたことを活かして患者様ひとり一人にご満足いただける医療を提供できるよう努力してまいります。なんでも相談ができる診療を心がけてまいりますので、困った時には是非当院当科を受診いただければ幸いです。

森川 健太郎 博士(医学)

平成9年 昭和大学医学部卒
日本救急医学会専門医
日本集中治療医学会専門医
日本脳神経外科学会専門医
令和3年7月5日 院長代理
令和3年10月4日 院長就任

令和3年10月より小西正洋院長より引き継いで院長を拝命致しました。
 旗の台は、大学2年時より馴染みの深い街です。学生の頃には、旗の台駅南口は駅構内で線路を横断して出口に出ており、北口は大井町線から直接道路に降りることができていましたが、最近は大きく変わりました。自分自身も、今までは昭和大学病院救命救急センターを主として大きな病院の救命救急センターとして地域の医療を担って参りましたが、当院では更に地域に近い立場から救急医療を展開する立ち位置に変わりました。
 このコロナ禍の中、幾度もの波に曝され、当院もコロナの患者さんを受け入れており、その変化に対応できるよう小回りの利く医療を展開するとともに、前院長の方針を引き継ぎ、大病院に運ばれるような重症の急性期医療を経た後のご自宅に返す前の調整や、往診や訪問医療からの状態悪化に応じた急性期医療を展開して参ります。転院されるまたは、転院頂く患者様・ご家族様におかれましては、移動に際してご負担をおかけすることになることは重々承知しておりますが、急性期医療は以前の自院で完結していた時代から、多くの医療機関との連携を図って医療を展開する時代に変わっておりますため、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 高齢化社会を迎え、医療自身も治ることを目標として、全面的に医療資源を投入することが善ではなくなっています。患者さん本人のご意向を踏まえ、より良き方針を立てられるよう医師だけではなく、院内多職種で治療方針を検討して参ります。入院中に様々な職種が本人・ご家族に携わります。患者さん本人のお考えにありますこと、分からないことにつきまして、やり取りを重ねて治療内容に反映していきたく考えるものです。
 そのような地道なやり取りこそが、地域の皆様から頂く信頼につながるものと考え、職員一同専心して参ります。

樋口 裕恭

 初めまして。私は総合診療科の樋口裕恭と申します。まずはじめに簡単な自己紹介をさせて頂きます。昭和大学卒業後は昭和大学病院総合診療科および救急診療科を経て、当院の総合診療科に2022年から就任しました。専門は家庭医療(総合診療)になります。
 「家庭医」とは地域住民の健康のために働く総合診療医です。病気だけでなく健康な人も、子供から高齢者までその人をずっと診ることを目標にしています。総合診療は、「患者さんを多角的に診ること」、「家族や生活背景まで診ること」、「地域全体を診ること」を含みます。地域全体で診るためには、地域の医療・介護・福祉などと連携して、最適なサービスを提供することも重要です。また近くで、何でも、いつでも相談できる医者が総合診療医となります。例えば、転んでケガをした、熱が出た、糖尿病、眠れない日が続く、認知症、禁煙したい、予防接種のすすめ、介護相談をしたい、住み慣れた自宅で療養したい、などの相談に対処します。私も旗の台病院で皆様にとって、気軽に何でも相談できる総合診療医になれるように努力して参ります。