検査機器

X線撮影装置

X線を目的とする部位に照射して、組織によって減弱される差を利用し、その部位の状態や形態的な変化を観察する装置です。撮影部位によって異なりますが、検査時間は5分〜数十分程です。胸部や腹部、整形外科領域では必須の基本的な検査です。

16列マルチスライスCT

検査時間は、単純検査(造影剤不使用)10分程・造影検査30分程です。
X線を体に照射して、そのデータ量の差をコンピュータ処理し、体の内部を輪切りにしたイメージ画像を作成することで、さまざまな病変を検出する方法です。特に胸部や腹部の病変の検出には、大きな効果があります。

1.5テスラ MRI

MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。高速撮像法を用いることによって、撮影時間が短縮され、以前よりも負担の少ない検査を行うことが可能です。

内視鏡

胃内視鏡検査は、鼻や口から体内にビデオカメラを挿入し、医師が正確な診断を下せる検査方法で、胃がんの早期発見に大きな効果があります。
大腸内視鏡検査は、肛門から体内にビデオカメラを挿入し、医師が正確な診断を下せる検査方法で、大腸がんの早期発見に大きな効果があります。

超音波診断装置(エコー)

超音波検査(エコー検査)とは、超音波を体に当てて、その反射を映像化することで内部の状態を検査する画像検査法です。
当院では、多様な臨床現場で使用できる超音波診断装置で、肝臓・胆道・膵臓・腎臓・消化管といったお腹の中の臓器全般から、心臓や血管・乳腺・甲状腺、関節・筋肉・腱などの検査を行っています。

心電計

心臓は微量の電気を周期的に発生しています。その電気が心臓の筋肉を伝わることによって、収縮・拡張し、その力で全身に血液を送っています。心電計は、その電気の状態をチェックして、心臓が規則正しく動いているか、心臓の筋肉に傷害がないかどうかなどを確認する検査機器です。

脳波計

脳が活動すると、脳の中には微弱な電気が流れます。その電気的な変動を頭部につけた電極でとらえ、波形として記録し脳の働きを調べる検査機器です。

スパイロメーター

大きく息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を評価する検査機器です。
年齢、性別、身長から算出された予測肺活量に対して、あなたの肺活量が何%であるかを調べます

ピコプラススモーカーライザー

喫煙による一酸化炭素の体内への取り込み状況を、呼気中の一酸化炭素濃度を定量的に測定する検査機器です。
検査ご希望の方は禁煙外来を受診ください。

迅速検査等(当日の検査可能・予約不要)

各種検査機器を備え、迅速検査が可能です。

末梢血液一般検査

血液を全自動血球計数機Celltacα+(NIHON KODEN)という機械を使用し、白血球、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリットなど(全20項目)の値を測定する検査です。

生化学検査

血液を日立自動分析装置 HITACHI 3100(日立ハイテク株式会社)という機械を使用し、総蛋白、アルブミン、総ビリルビン、GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP、LDHなど(全27項目)の値を測定する検査です。

血液ガス分析

血液中のpH、酸素や二酸化炭素などの量を測定する検査で、主に呼吸の状態や体内の酸塩基平衡(酸とアルカリのバランス)を調べます。

尿検査

採取した尿を専用試験紙キットを使用し、pH、白血球、亜硝酸塩、ビリルビン、潜血、ブドウ糖など(全10項目)の値を測定する検査です。

その他の迅速検査

上記以外に、インフルエンザウイルス抗原、新型コロナウイルス抗原、ノロウイルス抗原、マイコプラズマ抗原、A群β溶血性連鎖球菌抗原を特定する検査です。

骨密度測定

検査時間は数分です。解析し、当日に結果がでます。DEXA法で腰椎と大腿骨を測定しております。最も信頼性の高い骨密度測定法です。

その他、下記の検査も当日可能です。
一般撮影検査CT検査MRI検査内視鏡検査超音波検査心電図検査・CAVI ABI(血管進展性検査)・脳波検査・肺活量検査・呼気一酸化炭素濃度測定